自作小説第三作。 2018.9.27執筆開始、2018.10.27公開開始。 毎月3と7の日(下一桁)に更新。

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

− ゴゴゴゴゴゴ・・・ −

ランドがハーモニーにやってきて3日目の早朝。
クリスタルの北東側、圏内ではあるものの山肌に近く、石壁の外で未開拓のままにされている区画 ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

両手分10本の糸、鋼糸と呼ばれる暗器がキラキラと朝靄を裂きながらランドに襲い掛かる。

ほとんど目に見えないそれを、或いは弾き、或いはかわしながらランドが声を張り上げた。

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

意気揚々と跳び跳ねるライカに先導されて男らがやってきたのは、結晶塔と同じ敷地内にある別建物。
村長宅だというその家は、村で唯一の木造建築物だ。

ランドには、家が周 ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

簡単な挨拶を交わしながら、僕は目の前のランドという男をどこまで信じて頼ったものか思案していた。

見たところ人間のようだが、感じられる気配はライカと同じ。

ライ ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

− バァアンッ!

蝶番が外れそうな音を立てながら扉が開いた。

気配は感じ取っていたので、だらしなく背もたれに寄りかかっていた姿勢を少し正して待ち受けている。

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

ランドが空の旅を堪能している頃、仮装闘技場の医務室で流麗闘士と名乗っていた剣士が目を覚ました。

試合途中にランドが時限式で施していた樹水の回復術により、剣士のぐずぐずにさ ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

頂点にあった太陽が後ろに傾きはじめた頃、見渡す限り木々しか入ってこなかったランドの視界に、四方を山に囲まれた盆地が飛び込んできた。

その左手側、ところどころ煙る北側山脈の ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

ランドは、破顔したマスターと力強い握手を交わし、受注の手付の意味合いを持つ酒を受け取った。

正直、彼は一生豪遊したとしても使い切れないほど金銭的・物質的余裕があるのだが、 ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

気が付くと、ランドは地下通路ではなくオーファン郊外の内堀の畔を歩いていた。

周囲に少なからず人がいるが、誰一人として彼の登場を不審がってはいない。
彼自身もそこを ...

闘技場の(元)絶対王者、, 小説, 無双

 

 

「青コーナー!流麗なる闘士!レっっっッドぅウォーリアぁぁぁぁあ!!」

実況が声を張り上げている。
いよいよメインイベント、ランドの出番だ。

彼は、マッ ...